医療・介護福祉の現場では高い専門性を持っている人が働くのが基本となっているため、資格の取得が求められることがよくあります。例え医療・介護福祉の分野に興味を持っていても、資格の取得が大変で諦めてしまう人もいるでしょう。
しかし、取得が比較的容易な資格もあるので、諦めてしまわないことが大切です。

典型例として挙げられるのが、医療事務や介護事務の資格です。
学歴や現場経験の有無などが必要でないため、資格試験を受けやすくなっています。合格のためのノウハウ本などもたくさんあり、勉強のしやすさも大きなメリットでしょう。
医療事務や介護事務の仕事は医療報酬制度や介護報酬制度に基づいた請求業務が専門的なもので、それに関連する仕事として会計や受付を担当するのが一般的です。デスクワークを中心としているので体力的な負担も少なく、主婦が働いていることもよくあります。

医療保険制度や介護保険制度に関する知識と実際の計算方法をきちんと理解していなければできない仕事なので、現場で働いている他のスタッフができる業務という訳ではありません。病院や施設の収入に関わる重要な業務なので、現場のスタッフから信頼されやすい点も魅力です。
自分が働いていることで、病院や施設の経営が成り立っているという実感を持つことができるのも、大きなやりがいになります。現場のスタッフだけでなく経営者からも声をかけられる場合があり、医療・介護福祉の充実に貢献できているとはっきり自覚することができるでしょう。